主人が録画しておいてくれて、ずいぶん経ってからこの映画を見ました。そして泣きました。久々に心に響くいい映画でした。子役の子たちもとても上手だったし、何よりこの昭和の30年代後半の日本の風景がとても暖かくて映像がまだ脳裏に残っています。東京タワーが出来上がったその時は、まだ日本は戦後から立ち直ってみんなが前を向いてがんばっていた時代。テレビが我が家に来たときもあんなに近所の人たちがきて、さながら記念日のようだったのでしょうか。みんなが物を大切にして、家族がひとつになって食卓を囲む。コロッケで大喜びする家族・・・今と比べると物の豊かさでは比較できないほど貧しいのかもしれないけど、もしかしたら心の豊かさはあのときのほうがあったような・・・日本人のいい大切な部分を今は少し忘れてしまっているのかもしれません。
もし機会があったら、映画も今あたらしいシリーズがやっているので見てください。とてもいい映画です。